7days

ヤンゴンの新しいバス路線YBSに乗ってみた

2017年1月16日、ヤンゴンのバス路線が一新されて、Yangon Bus Service(YBS)という新しい仕組みに変更された。 これまで運用されていた約300路線は61路線に縮小され、バスの台数は7,800台から3,700台へと削減。以前は郊外から市街地へ1本で行けたが、市街地…

2017年にやりたいこと90個と予備10個

今年やりたいことを100個考えてみた。3時間くらい悩んだけど、残念ながら90個しか思いつかなかった。残り10個は年末までに新しく思いついた予備にとっておこう。 さて、ここ最近、過敏性腸症候群のような状況に苦しんでる。飲食のたびに腹痛からのトイレ直行…

モン州モーラミャインと魅力的な写真を撮る条件

ミャンマーに赴任してからよく写真を撮るようになった。 この国には多くの魅力が溢れている。そう気付き、ここでの日常を撮影し始めたのがきっかけだった。 ただ、納得いく写真をなかなか撮れない。カメラの技術は素人だし、撮影者としても新米だ。どうすれ…

カレン新年のお祭りに行ってきた

ミャンマーでは4月が正月で、12月31日も1月1日も平日だが、12月29日はカレン民族の新年で祝日だった。カレン州の州都パアンでも人々がカレンの旗を軒先にかかげ、新年をお祝いをする。 新年当日、まだ外が真っ暗な5時半に家を出て、Karen Student Centerでの…

言葉は物事を現実にする

日本は大晦日というのに、30度を超える日中の暑さがそう感じさせない。しかもミャンマーの新年は4月であるから、年末年始休みもなく、余計に毎月と変わらない感覚になる。 しかし、2016年を振り返ってみれば、本当に多くの変化を越えた年だった。大学卒業後…

ミャンマーのパアンからタイのメーソートへ

先日、ミャンマーのパアンからタイのメーソートまで行ってきた。 タイのからミャンマーのミャワディへ来る人は多いが、ミャンマーからメーソートへ行く人は少ないので紹介。 パアンからミャワディへ ミャンマーのパアンからは国境の街ミャワディまで約3時間…

Building a Better Response(BBR)オンライントレーニング

パアンのように首都から離れた場所だと、なかなか研修に参加する機会がない。嬉しいことに、オンラインで研修を受けられるコースがどんどん増えてきた。そこでさっそくBuilding a Better Response(BBR)のオンラインコースを受講した。 Building a Better R…

ミャンマーの田舎と暮らし

美しい田園地帯と穏やかな暮らし。カレン州での民族紛争の印象とはまったく異なる風景が村には残る。 カレン州パアンから車で20分ほど、コカタンカーという村に行ってきた。見渡すかぎり田んぼと畑。朝もやがきれいだ。乾季が始まったこの時期は、みな焚き火…

乾き。と嫌悪

乾き。 ひとことで言えば、”嫌悪”である。 酒に溺れる父親、不倫する母親、ドラッグに性に暴力に囚われる少年たち、ロリコン警察官に医師、殺人殺人殺人。誰がこんな世界を望むだろうか。 小松菜奈が演じる藤島加奈子は容姿端麗でみなに愛される高校生。だが…

60年続くカレン民族の戦い

ランボー/最後の戦場は、カレン人とビルマ軍との戦いだ。クリスチャンのアメリカ人NGOが、ビルマ軍により民族浄化(とも言われている)にあうカレン人へに行くところから物語は始まる。この映画で描かれるのは、ビルマ軍による虐殺やレイプ、戦争のむごさと…

ミャンマー・カレン民族のドンダンスを観に行った

11月7日は第61回目のKayin State Dayだった。この日に合わせて、州都のパアンでは、カレン州祭りが開催。数え切れないほどの露天が並び、ミャンマーボクシングや花火などが5日間にわたって行われる。老若男女、驚くほど多くの人が集まり、騒ぐ。 期間中、カ…

こっち側の世界

小野美由紀さんの文章が好きで、時々思い出してはブログを読んでいる。 2012年頃に「写真家と神」という記事に出会って、なんだか不思議な文章を書く人だなという思ったのがはじめだった。4年経っても彼女の文に惹かれるのは、たぶん自分が感じていることを…

アイス売りのおじさんと誇り

なぜ自分自身に誇りを持つ人はかっこいいのだろう。 ある日、アイス売りのおじさんに出会った。なんだかおもしろい帽子をかぶっていて、たくさんの子どもたちに囲まれていた。無性におじさんを撮りたくなった。 写真を撮らせてと言うと、おじさんは自転車の…

満月とパゴダとダディンジュー祭

ミャンマーでは満月の日は特別だ。 先週、日曜日はダディンジュー祭(Thadingyut)だった。光の祭とも呼ばれるこの満月の日に、仏教徒はみな、パゴタへお祈りに行き、ろうそくや灯籠を灯す。たくさんの灯りに照らされる風景はとても幻想的だ。 田舎街のパア…

モヒンガーと民主化

モヒンガー。初めて名前を聞いたときはどんな料理が出てくるのか、まったく想像もできなかった。でも一口食べたら、意外と美味しい。魚の出汁がしっかり出ていて、カレー風味の味も日本人に馴染みやすい。そうめんに似た米麺ももちっとしていて美味しい。 す…

ある日のパアン

ミャンマー、カレン州、パアン。カメラを持ってふらふら散策。面白いものが色々ころがってそうだ。 パアン名物のズウェガビン山(Zwegabin)。独特な形をした山の頂にはパゴダがあり、夜には明かりが見える。雨季が明けたら登りに行こう。 パアン市内にある…

雨と雷と停電

雨季のミャンマー。 今日は久しぶりに気持よく晴れたので、街で一番大きな市場に買い物に行く。市場に向かって歩いていると、小さな屋台で美味しそうなものを発見。1つ100チャット。 包み紙に数式が書かれている。屋台のおばちゃんの子どもが勉強した後なの…

ライフ

先週末、日本から来た専門家による研修があったので、今日はお休み。カビだらけだった自室を丸一日かけて掃除掃除掃除! 9月のミャンマーは雨季で、毎日むしむしと湿度が高い日が続く。今日の天気予報では最高気温37度で、体感温度はなんと46度。洗濯物はま…

CBR - Community Based Rehabilitation

ミャンマーに赴任してはや1週間と4日。先週は日本から専門家がいらっしゃり、CBR - Community Based Rehabilitationの研修を現地スタッフと一緒に受けた。CBRとは既存の障がい者支援が1対1で行われていたことに対して、孤立しがちな障がい者同士やコミュニテ…

はじまり

昨日、ミャンマーに赴任した - 7daysというエントリを書きながら、フィリピンのマタグオブを思い出していた。国際協力という仕事に関わろうと決意した村だ。奇遇にもNGOの職員としての最初の赴任地がマタグオブに似ていて、自分の原点へ連れ戻してくれる。 …

ミャンマーに赴任した

トルコから帰国してはや1ヶ月。ミャンマーへ赴任が決まり、バタバタとカレン州パアンにやって来た。パアンはヤンゴンからバスで6時間、カレン州の州都だ。事務所はダウンタウンから少し離れたところにある。 不思議とパアンの風景に懐かしさを覚える。なぜだ…

トルコを旅する

トルコは絶対に行きたいと思っていた旅先のひとつだった。まさか初の海外出張で来るとは思ってもいなかったが、念願かなって、7月始めのバイラム休暇中に旅をした。 トルコは不思議な国だなと思う。数千年の歴史、多様な文化、壮大で美しい自然、世俗主義と…

26歳

先週、26歳になった。こんなにもあっさりと26歳になるなんて考えてもいなかった。決して18歳の気分でいるわけでも、22歳の気分でいるわけでもない。ただ、思っていたより、26歳はすぐにやってきて、思っていたより、18歳や22歳の自分と変わっていなかった。 …

トルコと信じること

トルコに来て、はや1ヶ月が過ぎた。ようやく仕事の雰囲気にも生活にも慣れてきて思うのは、トルコは想像以上に住みやすい国だ。99%がイスラム教ながら、世俗主義を徹底してきた歴史的背景もあり、戒律が厳しいということはない。都市部であれば、電気も水…

トルコにやってきた

5月上旬、来週からトルコに行ける?と上司から尋ねられ、翌週トルコにやってきた。いつか旅行で行きたいと思ってはいたが、まさか発の海外出張で来ることになるとは思いもよらなかった。慌ただしい出発で、気づけば2週間が経った。 トルコはいま、シリア難民…

世界3大ファンタジーと言われる作品は、指輪物語、ゲド戦記、ナルニア国物語である。初めて指輪物語を読んだのは小学3年生の頃だったと思う。冒頭の歴史解説がどうしても難しく、しばらく読むことを諦めていたのだが、翌年改めて読み始め、食い入るように読…

ようやく挨拶に行けた

お葬式のあと、初めてお墓参りに行けた。とっても綺麗な晴天だった。大学2年生の頃、とあるNGOのインターンに参加した。正直なところ、夏休みの2週間だけで学びが多い内容ではなかった。ただ、初めてこの人から学びたいと思える方に出会えたのだ。今となって…

何もしない時間が怖い

高校や大学の友人を見ると、本当によく働いている。それは必ずしも労働時間が長いという意味ではないが、彼らは”本気で”働いている。 前職ではそんな友人たちに対して、なんとなく引け目を感じていた。なぜだろう。朝から晩まで働いていたし、何もない状態か…

転職先での研修が始まった

前回の更新からもう2週間が経ってしまった。 3月末に7年過ごした福岡を離れ、一旦実家に戻ったあと、東京に来た。退職後、一息ついてから新天地での仕事始めと考えていたのも甘く、勤務開始前日まで残務整理に追われていた。引っ越しも福岡での挨拶まわりも…

評価のおしり[第13話]

フミコフミオさんが評価し終えることの重要性を書かれていた。仕事での評価の必要性と、自己評価の難しさの話。「評価し終えること」の重要性について。 - Everything you've ever Dreamedまったく話は異なるかもしれないが、NPOで分野でも評価はここ最近の…