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第3話:マインドフルネス

こんにちは。

ここ2週間で5回くらい面接を受けているけど、とにかく凹む。これまでの4年間、何をやってきたんだろうと凹む。相手の求めている関心に答えられないし、求められている人材にもほど遠いことに凹む。

ただ、これが現実であるし、自分以上の自分にはなれない。自分自身が認識する自分と、他者が認識する自分は大きな隔たりがあり、その事実を面と向かって突き付けられることがグサリとくるのだと思う。

 

期待と現実との狭間で

先日こんな記事を読んだ。

1990年生まれの僕はGeneration YとMillennial Generationの境目にある。記事中で幸せの度合いを"Happiness = Reality - Expectations"と定義し、Generation Yが過度なExpectationsを抱くゆえに、Realityとの差分が大きくなり、Happinessはマイナスになってしまうと言う。

よく当てはまっていると思う。"You're special."と育てられてきた僕らは自分が特別で大切な存在であると認識し、一方でその認識とRealityとの差分に落ち込むのである。

そこで、記事中では以下のように提案する。

1) Stay wildly ambitious. The current world is bubbling with opportunity for an ambitious person to find flowery, fulfilling success. The specific direction may be unclear, but it'll work itself out -- just dive in somewhere.

2) Stop thinking that you're special. The fact is, right now, you're not special. You're another completely inexperienced young person who doesn't have all that much to offer yet. You can become special by working really hard for a long time.

3) Ignore everyone else. Other people's grass seeming greener is no new concept, but in today's image crafting world, other people's grass looks like a glorious meadow. The truth is that everyone else is just as indecisive, self-doubting, and frustrated as you are, and if you just do your thing, you'll never have any reason to envy others.

誤った自己認識をなくし、一方でHappinessを高めていくには、的確な自己認識をすることで適切なExpectationsを設定し、Realityの成果を高めていくしかない。面接においても、自分は特別でもないし、専門性も経験も浅いことををしっかりと認識したうえで、理想をしっかりと抱き、打ち破られないようにする。

 

マインドフルネス

しかしながら、Millennial GenerationはI'm special.と自己認識し、それを広く認めてもらいたくなるのである。でも事実はI'm NOT special.である。

You're special.でない事実と向き合って、Working really hard for a long time.をしていくことは難しい。常に情報が流れ込んでくるなかで、ついつい他者と比較して、落ち込むこともとても多い。

そこで、Andrew Zolli&Ann Marie Healyが『レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か』で提案するには、個人のResilience(= an individual's ability to properly adapt to stress and adversity)を高めていくためにマインドフルネス(Mindfulness)が有効であること。

レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か

レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か

 

 

マインドフルネスとは、いまという時間や目の前にある物事そのものを、自分自身の憶測や判断を挟まず、客観的に、あるいは本質を深くみようと意識して注意を向け、実直に物事に取り組んでいくことである。瞑想を通して、そのちからは訓練していくことができる。

 

要するに、Expectationsを挟まず、Realityそのものに集中することで、適切な課題認識と方向性を見極め、粘り強く挑戦し続けることが可能となり、結果的に自分自身のちからを高めることにつながるのである。

面接で凹むことも本質的ではなく、過度な期待が導いた結果であり、現在の自分自身という現実そのものを理解し向き合う必要があるのだと思う。

ということで、自分に言いたいことは・・凹むな!粘り強くやれ!