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第8話:人材育成プログラム見本市に参加してきた

こんばんは。

昨日は環境保全活動のリーダー育成を支援するJCVN(Japan Conservation Volunteers Network:日本環境保全ボランティアネットワーク)の「リーダーミーティング2016 「人材育成プログラム見本市」~環境保全NPOの事例をもとに~」に参加して来た。

リーダーミーティング2016 「人材育成プログラム見本市」~環境保全NPOの事例をもとに~

このイベントでは、6つのセッションと全体会を通して、現場リーダーに求められるスキルについて、仲間をまとめる・作業を進める・安全を管理する・課題を解決するという4つの視点から学べる。

僕はチームビルディング・リスクアセスメント・課題解決ワークの3つのセッションに参加したが、環境保全に関わる人だけではなく、何かしらフィールドで活動する人であれば、共通して活かせる視点やノウハウ、スキルが盛りだくさんだった。

 

チームビルディング

NPO法人トチギ環境未来基地・事務局長の大木本 舞さんと、NPO法人循環生活研究所・理事長のたいら 由以子さんを講師に、チームビルディングや雰囲気づくりに不可欠なアイスブレイクの方法が紹介された。

様々なアイスブレイクの方法はあるが、大切なのは時間・場所・場合に加えて、人・目的の5つの視点で最適なものを選択すること。そのためには、日頃からレパートリーを広げ、このときはこれを使うという引き出しを準備しておくことが必要という。

アイスブレイクを学ぶには、マーキーさんこと、青木将幸さんによるこちらの書籍がおすすめ。

リスクアセスメント

フィールドで活動する場合、様々なリスクがともなう。もちろん事故も怪我もゼロであることが望ましいが、実際にそれは難しい。ならば、事故や怪我のリスクを的確に把握し、対策を講じ、最小限に抑えることが重要である。

そこで、NPO法人山村塾・事務局長の小森 耕太さんを講師に、リスクアセスメントをワークショップを通じて学んだ。方法はシンプルである。まず、打ち合わせや下見などを通して考えられるすべてのリスクを挙げる。続いて、各リスクについて程度(死亡/重症/軽傷)×頻度(頻繁/しばしば/稀)の式で度合いを検討する。リスクの度合いに合わせて、予防策と対応策を講じる。

災害時に議論される防災と減災という2つの視点で考えると、リスクをゼロにする防災と、リスクがゼロになることはないという前提のもとに事後の対策を考える対応策にあたるだろう。

 

課題解決ワーク

小森 耕太さんと大木本 舞さんを講師に、現場で活動しているとよく起こる事例をもとに、リーダーとしてどのような判断を行うべきか検討した。あらかじめ、想定外の事態が起こることを前提に、誰に相談を行うべきか・判断軸はどこにあるか・最終判断の権限はどこにあるかといった視点を明らかにしておくことが重要だと感じた。

 

全体会

最後は参加者全体でチェックアウト。感想や疑問などを全体で共有していく。また、大木本 舞さんから米国のConservation Corpsでの研修報告。研修内容もされど、組織内でキャリアを積める仕組みが整っていることが印象に残った。

NPONGOでは単年度契約が一般的で、関心やキャリアに応じて、転職を繰り返したり、プロジェクト単位で事業に携わったりすることが多い。柔軟ではあるが、反対から見れば、組織内でのキャリアが見込めないことも、キャリアの不安定さの一因であるように思う。

組織規模はあくまでもミッションのためでしかないけれど、ある程度の組織規模を目指していくことは、スタッフの勤労意欲や雇用の安定性、そして成果の最大化という視点において、十分条件であると思う。

 

話が逸れてしまったが、改めてフィールドで活動する際の視点やノウハウが整理でき、同時に研修プログラムの設計においても学びの多い1日だった。毎年開催されているので、ぜひ機会があればおすすめしたい。