あんまり頑張らないで、でもへこたれないで
9月から昨日までの3ヶ月間は怒涛だった。パアンにほとんどいなかった。
東京出張→台湾に家族旅行→ネピドー出張→日本一時帰国→ネピドー出張→ダッカ研修参加→ヤンゴン出張→ダウェイ事務所旅行。移動しっぱなし。
しかも、事業監査、事業報告書、新規事業申請、企業訪問、海外出張、政府交渉なんかがもう色々と重なって、てんてこ舞い。みんな別々のことを言うしさ、そんな中で現場のこと、ドナーのこと、現地スタッフのこと、新しい駐在員のこと、東京本部のこと、それぞれの意図を汲み取って仕事をしていくのはけっこうストレスフル。
しっかり相手を考えられているだろうかとか、上手く交渉ごとを進められているだろうかとか、現地スタッフの成長につながっているだろうとか、そんなことばっかり考えている。そして、もっと上手くできたんじゃないかと。
まあ、ストレスが溜まっているなんて言葉を、自分自身に使うときが来ると思っていなかった。そのくらいに辛抱強い性格だと思っていたけども、どうやら今回は溢れてしまった。一般的にはバーンアウト気味というか、一歩手前だったのではないかと思う。
休みもなく、夜も仕事のことを考えている日々が続くと、自分に徐々に余裕がなくなって、疲れが溜まっていく。そういう自分自身を俯瞰できている一方で、イライラしがちで、スタッフに強く当たってしまったり、投げやりな対応をしてしまったり、愚痴が止まらなくなってしまったりする。
明後日から休みを取る予定。しばらく仕事から離れて色々とリセットしてこよう。
今日、たまたま先日亡くなった樹木希林さんの映像を観た。自分のために、彼女の言葉を残しておこうと思う。
そんな先のない私がメッセージって言うのもなあ。
あの、おこがましいんですけど、やっぱりものには表と裏があって、
どんなに不幸なものに出会っても、
この、どっかに明かりが見えるもんだというふうに思ってる。もちろん幸せがずっと続くものでもないから、
何かこう自分で行き詰まったときに、
どうぞ、そこの行き詰まった場所だけ見ないで、
ちょっとうしろ側から、こう見てみるという、そのゆとりさえあれば、
そんなに人生捨てたもんじゃないなというふうに、
今頃になって思ってますので、
どうぞ面白く、物事を面白く受け取って、愉快に生きて、
お互いにっていうとおこがましいけど、そんなふうに思ってます。あんまり頑張らないで、でもへこたれないで。